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あま・る【余る(剰る)】🔗🔉

あま・る【余る(剰る)】 自五 必要とする数量を超えて残りが出る。余分なもの(または処理・活用すべきもの)として残る。 「予算[料理]が━」 「指定席はまだ━・っていますか」 「時間が━・って手持ちぶさただ」 「━・った外貨を福祉に当てる」 「━・った土地を有効に使う」 《「━・って」の形で、慣用句的に》余分にありすぎての意。かえって悪い結果となる場合に言う。 「かわいさ━・って憎さ百倍」 「勢い━・ってつんのめる」 《「〜に━」の形で、数を表す語をとって》基準とする数値を超える。〜を上回る。 「年のころはゆうに六〇に━」 「五年に━歳月が流れる」 「五万に━観客が押しかける」 「十指に━特長」 《「〜に━」の形で》能力などが、基準とする程度を超える。 「ハムレットの大役は私の身に━・ります」 「能力に━大事業」 「身に━光栄」 「目に━振る舞い」 「思案に━難問」 割り算で、割り切れずに残りが出る。余りが出る。 「五を二で割ると一が━」 ◆多くてありあまる意(過剰・剰員)で「予算が剰る・人手が剰る」などとも書くが、今は「余る」が一般的。他動詞「あます」の場合も同じ。 余り 関連語 大分類‖余る‖あまる 中分類‖残る‖のこる 大分類‖余る‖あまる 中分類‖余り‖あまり

明鏡国語辞典 ページ 190 での余る(剰る)単語。