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さが・る【下がる】🔗🔉

さが・る【下がる】 自五 上部が固定されて、他方が下に垂れる。人為によってそうなる場合とそうでない場合とがある。 「広間にシャンデリアが━・っている」 「軒端に風鈴が━・っている」 「今日はつららが━ほどの寒さだ」 物の一端が他より下に垂れる。 「目じりが━・っている」 「絵の右側がやや━・っている」 「機首が━・って着陸態勢に入る」 物の位置が上から下へ移動する。 「ブラインド[ズボン・地盤]が━」 「先生の熱意には頭が━思いだ」 段階・程度などが低いところに移る。 「関脇から小結に位が━」 「成績[質・能率・温度・物価]が━」 「関心の度合いが━」 公的な所や目上の人のいる所から離れる。退出する。引き下がる。 「━・ってよい(=使用人が用済みであることをいう)」 「御前おんまえを━」 「控え室に━・って待つ」 「客間から隣室に━」 京都で、市中を南へ向かって行く。下くだる。 「烏丸からすま通りを五条まで━」 「河原町二条━」 ◇内裏が都の北にあったことから。 後ろへ移動する。後ろへ退く。 「危険ですから白線の内側までお━・り下さい」 「三尺━・って師の影を踏まず」 〔古風な言い方で〕官庁などから下げ渡される。下りる。下くだる。 「恩給が━」 「旅券が━」 〔古風な言い方で〕時が移る。時が過ぎる。 「朝の薄曇りが昼少し━頃より雨となって二葉亭 時代が現代に近い方になる。下くだる。 「時代が━・って平成となる」 ◆上がる 下がれる 下がり 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖上下‖じょうげ 大分類‖退く‖しりぞく 中分類‖後退‖こうたい

明鏡国語辞典 ページ 2368 での下がる単語。