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し・る【知る(▽識る)】🔗⭐🔉
し・る【知る(▽識る)】

他五
物事を知覚したり認識したりする。
「━・らないうちにこんな時間になっている」
「不穏な動きで身の危険を━」
「━・らないふりして通り過ぎる」
体験を通して物事を感じとる。実感する。また、実地に物事を体験する。
「世の中の苦労を肌で━」
「疲れを━・らない人だ」
「作業の辛さは身をもって━・っている」
「この一か月は雨らしい雨をほとんど━・らない」
物事について、情報を得たり知識を持ったりする。
「その件はニュースで━・った」
「彼女が合格したって━・ってる?」
「事情を━・らずに失礼しました」
「オペラのことはほとんど━・らない」
物事の神髄・本質やその対処法などを十分に理解している。〜が分かっている。
「彼は自由の味を━・っている」
「遠慮というものを━・らない」
「あれで野球を━・っていると言えるだろうか」
「衣食足りて礼節を━」
「子を持って━親の恩」
つきあいや面識がある。
「山田君ならよく━・っている」
「パーティーは━・らない顔ばかりで退屈した」
《「…ところを━・らない」「…ことを━・らない」などの形で》そういう事態が際限なく続く意を表す。
「株価の下落はとどまるところを━・らない」
「委員長の横暴は極まるところを━・らない」
「敵の攻撃は已やむことを━・らない」
《多く、下に否定の表現を伴って》かかわりあって責任をもつ。関知する。
「彼がどうなろうと僕は━・らない」
「どうなっても━・らないからな」
◆「領しる(=領有・占有する)」の転。
「識」は他と区別して見分ける意。「知」よりも意味が軽い。「顔を識っている程度だ」「知らず識らずのうちに」などとも使われるが、今は「知」が一般的。
関連語
大分類‖学習‖がくしゅう
中分類‖知識‖ちしき












明鏡国語辞典 ページ 3054 での【知る(識る)】単語。