
生物(特に、動物)が生命を維持してこの世にある。
「息も絶え絶えだが、まだ━・きている」
「一〇〇歳まで━」
「━か死ぬかの瀬戸際に立つ」
「余りの恐ろしさで━・きた心地がしない」

生物(特に、動物)が生命を維持して、生活を営む。また、人がある精神的態度をもって人生に対処する。暮らす。
「下町には人情味あふれる人たちが━・きている」
「海に━人々」
「砂漠に━動植物」
「━ために精一杯働く」
「正直をモットーに━」
「気ままに[情熱的に]━」

そこを(活動の)舞台として人生を送る。
「激動の時代

を/に━」
「高齢化社会

を/に━」

「を」は移動の場所を表す格助詞。「に」に比べて動的なニュアンスが出る。

価値あるものとして、そこに精魂を傾けた人生を送る。
「芸[思い出・子への愛・信仰]に━」
「革命に━・き革命に死ぬ(=革命に生涯をささげる)」

生き生きとして存在する。特に、有効に働いて役に立つ。
「文豪の名は永遠に━・きている」
「心の中に━父」
「━・きた教訓」
「この約束はまだ━・きている」
「困難時にこそこれまでの苦労が━」

有効な手段を講じた結果、効果が十分に発揮される。
「この一語で表現が━」
「塩加減で料理が━」

囲碁で、(相手の石に囲まれた)一連の石が二つ以上の目を持つ。
「石が━」

野球で、アウトにならずにすむ。
「四球で一塁に━」


他上一


《同族目的語などをとって》そのような人生を送る。
「幸福な人生を━」
「偽りの生を━」
「悔いのない青春を━」
「己
おのれの信念を━」

英語などの翻訳から出た言い方。
◆



〜

・

⇔
死ぬ



〜

は「
▽活きる」とも。
い・く(上二)
関連語
大分類‖使う‖つかう
中分類‖
使用‖しよう
大分類‖生‖せい
中分類‖
生きる‖いきる
「生きる」を表す表現

生命の維持。(命が続く・命を保つ・命を拾う・命を救われる・一命を取り留める・命をつなぐ・寿命が続く・寿命を保つ・息がある・息が通う・息を吹き返す・目の黒いうち)

死の淵
ふちからの帰還。(九死に一生を得る・死中に活を求める・死の淵
ふちを乗り越える・死線を越える・黄泉の淵から戻る)

食事による生命の維持。(糊口
ここうをしのぐ・口過ぎをする・口を糊
のりする)

時間の中での生存。(日々を送る・生涯を送る・人生を過ごす・生涯を共にする・共白髪まで添い遂げる)
いきれ【▽熱れ・▼
れ】


名


むっとするような熱気や臭い。
「人━・草━」