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いささ‐か【聊か・些か】🔗🔉

いささ‐か【聊か・些か】 〔やや古風な、改まった言い方で〕 数量・程度が少ないさま。(ほんの)少し。わずか。ちょっと。 「目標額には━足りない」 「━頼りなげな様子だった」 自分については謙けんそん・卑下の、他については婉曲えんきょく・遠慮の表現となることがある。ともに、真意は「かなり・相当に」の意。「剣道なら━心得はある」「彼の改革案には━検討の余地がある」 《「━も…ない」などの形で》全面的否定を表す。全く…ない。少しも…ない。 「親が死んでも━も動じない」 「━のうそもない」 「━なりとも他言はならぬ」 ◆文語では形容動詞「いささかなり」「いささかたり」も用いられる。「━ならず」「━なりとも」「━たりとも」などは、それが固定した形で残ったもの。

明鏡国語辞典 ページ 334 での聊か単語。