いささ‐か【^▼聊か・^▼些か】 副〔やや古風な、改まった言い方で〕 数量・程度が少ないさま。（ほんの）少し。わずか。ちょっと。 「目標額には━足りない」 「━頼りなげな様子だった」 自分については謙_けんそん・卑下の、他については婉曲_{えんきょく}・遠慮の表現となることがある。ともに、真意は「かなり・相当に」の意。「剣道なら━心得はある」「彼の改革案には━検討の余地がある」 《「━も…ない」などの形で》全面的否定を表す。全く…ない。少しも…ない。 「親が死んでも━も動じない」 「━のうそもない」 「━なりとも他言はならぬ」 ◆文語では形容動詞「いささかなり」「いささかたり」も用いられる。「━ならず」「━なりとも」「━たりとも」などは、それが固定した形で残ったもの。

いざ‐しらず【いざ知らず】 連語…についてはどうだかわからないが。…はともかく。 「人は━私には承服できない」 ◇「いさ（＝さあ、どうであろうか）知らず」の「いさ」を感動詞の「いざ」と混同した語。

い‐ざと・い【^▽寝^▼聡い】 形〔古い言い方で〕眠りが浅くて、目が覚めやすいさま。 「年をとると━・くなる」 ⇔いぎたない

いさ‐な【^▽勇^▽魚・^▽鯨】 名〔古〕クジラ。 「━取り」

いざ‐な・う【^▽誘う】_━ナフ 他五呼びかけて目ざす方へ連れ出す。さそう。 「友を散策に━」 「楽の音が夢路に━」 いざない 関連語 大分類‖誘う‖さそう 中分類‖勧誘‖かんゆう

いさまし・い【勇ましい】 形 勇気があって危難をおそれないさま。また、そのように見えるさま。おおしい。勇敢だ。 「━冒険家」 「難敵に━・く立ち向かう」 「かけ声だけは━」 音楽などが、人を奮い立たせるさま。勇壮だ。 「ファンファーレが━・く鳴り響く」 ‐げ／‐さ／‐が・る 関連語 大分類‖人の性質‖ひとのせいしつ 中分類‖勇敢‖ゆうかん