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ぞ🔗⭐🔉
ぞ

終助
《活用語の終止形に付いて》強調
相手に対して、自分の判断や決意を強く言い示す意を表す。
「さあ、行くぞ」
「遅いぞ、早くしろ」
親しい相手に対して使う。丁寧語に付いた「ですぞ」「ますぞ」は、古めかしい言い方。「頼みましたぞ」
自己確認する意を表す。
「おや、何か変だぞ」
「彼にはどこかで会ったことがあるぞ」
〔文〕《疑問を表す語とともに使って》疑問や反語の意を強める。
「しからば物語にて人の心所業の善き悪きはいかなるぞというに
坪内逍遥
」
「誰がそんなことを信じようぞ」

副助
《体言や副詞に付いて》その語を強く指示する。
「よくぞ来てくれた」
「ついぞ聞いたことがない」
「これぞまさしく本物だ」
「知る人ぞ知る」
文語では他の助詞にも付く。係助詞とし、文中に「ぞ」がある場合、文末は連体形で結ぶ(係り結び)。
《疑問を表す語に付いて》不定の意を表す。
「何ぞおもしろいことはないか」
「先生はどこぞ出なすったか
漱石
」
◇やや古風な言い方。






















明鏡国語辞典 ページ 3474 での【ぞ】単語。