複数辞典一括検索+

そう‐だサウ━🔗🔉

そう‐だサウ━ 助動 形動型そうだろ‐そうだっ・そうで・そうに‐そうだ‐そうな‐そうなら 様態外見からそのような性質や状態であると認められる意を表す。 「元気━ね」 「不満がありそうな様子だ」 「まだ使え━」 「難しそうな本だ」 打ち消しは「…そうではない」「…そうじゃない」となる。「彼は楽しそうではなかった」「何だかずいぶん立派そうじゃないか」 その場の状況や経験をもとにした推測や判断を表す。 「この分だと明日は雨になり━」 「今ならまだ間に合い━」 「早く帰ったほうがよさ━」 打ち消しは「そうにない」「そうもない」となる。「五分では行けそうに[も]ない」 起こる直前のように見える意を表す。 「今にも雨が降りそうな天気だ」 「泣きそうな顔をしている」 「あわや転びそうになった」 打ち消しの形はない。 ◆ 動詞・助動詞「(ら)れる」「(さ)せる」の連用形、形容詞・形容動詞の語幹、助動詞「たい」「ない」の活用しない部分に付く。形容詞「ない」「よい」の場合は「異論はなさそうだ」「気分はよさそうだ」のように語幹と「そうだ」の間に「さ」が入る。助動詞「たい」「ない」の場合は、「た」「な」に付いて「何か言いたそうだ」「何も知らなそうだ」のようになる。「言いたさそうだ」「知らなさそうだ」などは標準的でない。→「ない」のコラム 丁寧語は「そうです」、改まった書き言葉では「そうである」。疑問の「か」を付ける場合は「そうか」。 近年、名詞に付いた例も見られるが、標準的でない。「×彼はいい人そうだ」「×静かでいい所そうだね」 とも「そおだ」と書くのは誤り。「×泣きそおだ」 助動 特活型○‐そうで‐そうだ‐○‐○‐○《用言の終止形に付いて》伝聞他から伝え聞いた内容であることを表す。…とのことだ。…ということだ。…と聞く。 「トルコで地震があった━」 「医者になりたい━」 「今年は豊作だ━」 活用語の終止形に付く。と違い、「そうでない」や「そうだった」など、打ち消しの形や過去の形は用いられない。 丁寧語は「そうです」、改まった書き言葉では「そうである」となる。古くは終止形に「そうな」があったが、これは古風な言い方として今でも使う。「残っているのはこの楠くすのき一本だけだそうな幸田文

明鏡国語辞典 ページ 3511 でのそうだ単語。