複数辞典一括検索+

体の一部分が一定の方向へ突き出るようにする。🔗🔉

体の一部分が一定の方向へ突き出るようにする。 「窓から首を━・して外をのぞく」 「手を━・して握手を求める」 「先に手を━・した(=殴った)方が悪い」 「片足を前に━・してバランスをとる」 「水面から顔を━・して息を継ぐ」 「麻薬に手を━(=積極的にかかわりあう)」 乗り物を発進させる。 「車[船・ヘリコプター]を━」 「臨時列車を━」 ある目的のために(特に、ある任務や資格をもった者として)特定のところへ行かせる。向かわせる。出向かせる。 「勉学のために子供を東京に━」 「救助のために捜索隊を━」 「役員を海外へ商談に━」 「現場へ研修に━」 「隣町まで孫を使いに━」 身体の部分が衣服などにおおわれずに、表に現れるようにする。露出させる。のぞかせる。 「袖そでをまくって二の腕を━」 「大胆にへそを━・したファッション」 「布団から足を━・して寝る」 人が人目にふれるところに現れるようにする。 「大型新人を舞台に━」 「秘書を選挙に━」 学校に行く者を世話して卒業させる。 「高校までは━・してやる」 「まで━」の形が多い。 書類や物品を特定のところに提出したり送り届けたりする。 「レポートは期日までに━こと」 「展覧会に油絵を━」 「大学に願書を━」 「手紙[返事]を━」 「小包を━」 飲食物を人前に供する。 「客にお茶[食事]を━」 ある事柄のために資金を提供する。また、報酬や手当などを支払う。支給する。 「伯父が僕に学資を━・してくれた」 「○○協会に寄付金を━」 「参加者に弁当を━」 「ボーナスを━」 通知などの情報を表立ったところに発表する。 「掲示板に秋祭りの案内を━」 「新聞に広告を━」 「巻末に協力者の名前を━」 製品を作って市場に送る。特に、書籍・新聞・雑誌やレコードなどを発行する。 「A社が新製品を━・した」 「タレントが自伝を━」 「有志で雑誌を━」 ある新しい現象を作って出現させる。ものや物事を発生させる。〔ものの作用にも、人や動物の無意志的・意志的な行為にもいう〕 「隣家が台所から火を━・した」 「ホタルが淡い光を━」 「額から玉のような汗を━」 「植物が芽を━」 「興奮して鼻血を━」 「裏声を━・して歌う」 「大きな声を━」は〜ヲに結果を、「禁句を声に━」は〜ニに変化の結果もたらされた物をとる言い方。「仏像を彫る」に対する「木材を仏像に彫る」の関係と同趣。 ある効果的な技などを作って出現させる。 「得意技を━」 (ある手段を用いて)ある好ましい結果を出現させる。そういう結果を作り出す。生み出す。〔意志的な行為にもそうでない行為にもいう〕 「ワックスでクラブにつやを━」 「重厚な演出で作品に厚みを━」 「百メートル競走で新記録を━」 「今シーズンは満足のいく結果を━ことができた」 「数種のスパイスが独特の風味を━」→「シェフが数種のスパイスで独特の風味を━」のように、〜ガ(=主格)を〜デ(=手段格)で言い換えることができるものもある。引き出す、引き起こすの意。 ある好ましくない結果を生じさせる。そういう結果を作り出してしまう。〔非意志的な行為にいう〕 「登山隊が滑落事故で死者を━・した」 「九州一帯は台風で多大の被害を━・した」 「赤字を━」 問題・ヒント・解答などを作って、相手に提示する。 「問題[宿題・答え]を━」 「存続か廃止かをめぐって結論を━」 まとまった内容のものに作って、意見や考えを外に表し示す。 「意見をどしどし━・して下さい」 「声明[要求・指示]を━」 「気象庁が予報を━」 「対応策を━」 信号の類を発したり相手に送り届けたりする。送る。 「パルサーが強力な電波を━」 「監督が打者にサインを━」 感情や気持ちを表情や態度に表す。 「喜びを顔[面おもて]に━」 「親愛の情を態度に━」 「感謝の気持ちを表に━」 内にある能力・特質・気力などを外に現し示す。 「実力[元気・スピード]を━」 「研究に精を━」 「もっと仕事に欲を━・せ」 「ぼろを━(=隠していた欠点を現す)」 表現者や作品がその時その場に応じた気分や雰囲気を表し示す。かもしだす。 「けだるいムードを━・してジャズを歌う」 「この映画は昭和三〇年代の雰囲気をうまく━・している」 ばくちやくじ引きで、当たりの目を作ったり特定の札を引き当て(て役を作っ)たりする。 「ぞろ目を━」 「札をめくって坊主[スペードのエース]を━」 「くじ引きで特賞を━」 地域や集団がある人材を輩出する。また、資源などを産出する。 「本県は首相を三人も━・している」 「多量の石油を━・している土地柄」 店などを作って営業する。 「駅前にレストラン[三号店]を━」 「札幌に支社を━」 《「顔を━」の形で》 表面に現れる。 「○○の新譜がベストテンに顔を━」 「隠された本音ほんねが顔を━」 「なにかにつけ損得勘定が顔を━」 その場所に来る。また、会議などに出席する。顔を見せる。 「時には僕の店にも顔を━・せよ」 「練習に顔を━」 「ちょっとだけ顔を━」 《「葬式を━」「葬儀を━」の形で》死者をあの世へ送るための儀式を執り行う。 「仏式で葬式を━」 ◇〜ヲに結果をとる。棺を送り出すことによって儀式を成立させる意でいう。 《「売りに━」の形で》売り物として広く公開する。 「家屋敷を売りに━」 《「口に━」の形で》ことばに表す。口にする。 「口に━・して言うほどのことでもない」 「疲労感を口に━」 ◆は〜ヲに対象(動作・作用の対象となるもの)を、結果(動作・作用の結果生じたもの)をとる言い方。 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》 そうすることによって外や表面に現れるようにする。 「逃げ━・飛び━・はみ━・担ぎ━」 「話を聞き━」 「昔のことを思い━」 「落とし物を捜し━」 「大型画面に写し━」 その動作を始める、その作用が始まる。…始める。 「歩き━・泣き━」 「言い━・したら後へは引かない」 「雨が降り━」 出せる 出し 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖出る‖でる 大分類‖移動‖いどう 中分類‖出発‖しゅっぱつ 大分類‖現れる‖あらわれる 中分類‖現れる‖あらわれる 大分類‖与える‖あたえる 中分類‖送る‖おくる た‐すう【多数】 数が多いこと。 「━の賛成者」 ⇔少数

明鏡国語辞典 ページ 3726 での体の一部分が一定の方向へ突き出るようにする。単語。