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たり🔗🔉

たり 接助 《多く「…たり…たりする」の形で、対比的な語を使って》同類の動作・状態が繰り返し起こる意を表す。 「行ったりたりしている」 「泣いたり笑ったりする」 「高かったり安かったりで安定しない」 「晴れたり曇ったりの空模様」 「たり」「だり」を繰り返す形が本来の言い方。「×騒いだり器物を破損した人は罰せられます」→「騒いだり器物を破損したりした人は罰せられます」 《多く「(…たり)…たりする」の形で》動作・状態を例として挙げる。 「休日は読書をしたり散歩をしたりして過ごします」 「にやにや笑ったりして気持ちが悪い」 「たまにはしかったりすることもある」 他にも同類があるという含みで使う。 近年「私も専業主婦だったりします」「ヒマだったりします?」など、遠回しにした表現が見られるが、慣用になじまない。「私も専業主婦です」「ヒマですか?」としたい。 《「…だっ━する」の形で、また、「…だっ━して…」の形で言いさして》ある物事を予想外の一例として提示するのに使う。 「意外に病気だったりすることもある」 「実は有名な画家だったりして…」 ◆完了の文語助動詞「たり」の終止形から。 活用語の連用形に付く。 ア行・カ行・タ行・ラ行の五段動詞の場合は音便形に付く(「言ったり・書いたり・入ったり」)。ガ行・ナ行・バ行・マ行の五段動詞に付くときは濁音化する(「泳いだり・遊んだり・飲んだり」)。

明鏡国語辞典 ページ 3819 でのたり単語。