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たん‐に【単に】🔗🔉

たん‐に【単に】 《多く、下に「だけ」「のみ」「ばかり」など限定の表現を伴って》事柄の範囲をそのことだけに限る意を表す。ただ(に)。単純に。 「━私見を述べただけだ」 「原因は━不注意ばかりではない」 「単に(→単なる)金銭の問題ではない」のように、名詞を修飾する場合は、連体詞「単なる」で置き換えることができる。 下に実質的な肯定表現を伴うときは取りたてて言うほどではないの気持ちを、否定的表現を伴うときは簡単にそう言ってはすまされないの気持ちを添えることが多い。「━忘れたまでだ(=他意はない)」「━経済の問題だけではない(=他に大きな問題がある)」 〔注釈を施す気持ちで〕その語句に、何らかの簡略化や単純化が行われていることをいう。 「━『花』と言えば、桜のことをいった」

明鏡国語辞典 ページ 3855 での単に単語。