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つた・える【伝える】ツタヘル🔗🔉

つた・える【伝える】ツタヘル 他下一 あるものが仲立ちとなって、電気・熱・音や情報などを他方に移す。 「銅線が電気を━」 「空気が音を━」 「電波が情報を━」 「風が春の息吹を━」 ことばなどである内容をもった事柄を知らせる。 「記者が被害の状況を━」 「意向[お礼のことば]を━」 「伝言を━」 「映像で━」 「君の気持ちは私から彼女に━・えておく」 「皆さんに宜よろしくお━・え下さい」 「一本のフィルムが戦争の悲惨さを━」など、を主語にした言い方もある。 「(お客様のお話は)課長にお伝えします」は、「私が課長に話を伝える」という動作の謙譲表現で、身内である「課長」を高めることになり、「お客様」への敬意を表す表現としては不適切。「お客様」に対する敬意を表すには、「(お客様のお話は)課長に申し伝えます」などが望ましい。→する (代々受け継いできて)後代・後世に残す。 「弟子に秘伝を━」 「後輩に技術を━」 「伝統を未来に━」 「事件を記してその詳細を後世に━」 「数編の叙情詩によって後代にその名を━」のように、意図的でないものにもいう。また、「静かな町並みが江戸の情緒を今に━」など、を主語にしていう言い方もある(ただし、幾分修辞的)。 《「…と━」「…と━・えられる」の形で》それが伝承や伝説に基づく情報であることを表す。 「空海が創建したと━」 「この曲はモーツァルト作曲と━・えられている」 遠く離れたところから文物をもってくる。もたらす。 「ザビエルは日本にキリスト教を━・えた」 「陶磁器[印刷術]を━」 つた・ふ(下二) 伝え 関連語 大分類‖知らせ‖しらせ 中分類‖伝え‖つたえ

明鏡国語辞典 ページ 4065 での伝える単語。