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って🔗🔉

って 格助 〔俗〕引用引用の格助詞「と」のくだけた言い方。→ 「お母さんによろしくってお伝え下さい」 「頼んだよって言われてもねえ…」 同格を表す。…という。 「エゴンシーレって画家、知ってる?」 「用ってほどのこともないんだが…」 「気にしなくてもいいってことよ」 副助 軽い詠嘆をこめて、(引用する気持ちで)題目を取り上げる。…というのは。 「別れるときっていつもこうだ」 「おれって、何てばかなんだ」 相手の言葉を繰り返し、それについて述べる意を表す。 「誰が犯人かって、あいつに決まってるよ」 「やりたくないって、どういう意味?」 終助 他人の話を引用紹介する。…ということだ。 「すぐ帰れってさ」 「彼女も見たいって 〔上昇のイントネーションを伴って〕他から聞いたことを相手に確認する意を表す。 「結婚するんですって?」 「病気だったんですってねえ」 〔下降のイントネーションを伴って〕主張を強く伝える意を表す。 「気にするなって」 「大丈夫だって、きっと合格するって 接助 《助動詞「た」に付いて》 逆接の仮定条件それと違う事態の成立を予想させながら下の句に続ける。…ても。…たとしても。 「どう見えたって、会長は会長だ」 「いかに叫んだって、聞こえない」 《「…━いい」「…━構わない」「…━差し支えない」などの形で》許可・許容を表す。…て(も)いい。 「何て言われたって構わない」 「もう許してやったっていいじゃないか」 ◇「とて」の転。 接続助詞「て」が形容詞や助動詞「ない」の連用形に付いたときの強調形。 「悲しくって涙が出ちゃう」 ◆「ん」に続くときは、「て」とも(「なんてったって田中君て立派ね」)。長音化して「ってえ」とも(「話ってえのは何だ?」)。 とも、くだけた、俗語的な言い方。

明鏡国語辞典 ページ 4078 でのって単語。