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いらっしゃ・る🔗🔉

いらっしゃ・る 動五 「居る」「来る」「行く」の尊敬語。 「こちらに━のが田中先生です」 「明日、私の家に━・いません?」 「奥様は散歩に━・いました」 補動 《動詞連用形+「…て[で]いらっしゃる」の形で》尊敬Aが…ている(…てゆく)という状態・動作について、Aを高める。 「奥様は喜んで━・います」 「お客様がお待ちになって━・います」 《形容詞連用形+「(お)…ていらっしゃる」の形で》尊敬Aが…ているという状態について、Aを高める。 「先生はまだまだお若くて━・います」 ◇形容詞を尊敬語化するのに使う。 《(お[ご])+状態性名詞+「でいらっしゃる」や、(お[ご])+形容動詞連用形+「いらっしゃる」の形で》尊敬Aが…だ(…である)という状態について、Aを高める。 「佐藤さんは明日出発のご予定で━・います」 「どちら様で━・いますか」 「おきれいで━」 →ご(御) ◆「入らせらる」の転。 は、略して「らっしゃる」とも。「何を思ってらっしゃるの?」「じっとしてらっしゃい」 ともに、「いらっしゃった[て]」に代えて、「いらっしった[て]」「いらっした[て]」「いらしった[て]」「いらした[て]」の形でも使う。さらに「…らしった[て]」「…らした[て]」の形でも使う。「こちらにいらしてください」「まだ起きて(い)らして?」 終止・連体用法で「いらす」を使うのは誤り。「×明日いらす予定です」 「居らっしゃる」と書くのは誤り。 「いる」の意では「おられる」も使うが、やや古風で硬い言い方となる。また、「行く」の意では「行かれる」も使うが、敬意が低くなる感じがある。は「ございます」で言いかえられるが、これは丁重かつ丁寧な言い方ではあるが尊敬語ではない。 →敬語解説 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖到着‖とうちゃく 大分類‖会う‖あう 中分類‖訪れる‖おとずれる

明鏡国語辞典 ページ 479 でのいらっしゃ・る単語。