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のこ・す【残す(遺す)】🔗🔉

のこ・す【残す(遺す)】 他五 全体のうちの一部に手をつけないでそのままにしておく。 「食べきれずにご飯を━」 「帰りの電車賃だけ━・しておく」 「仕事を━・して帰る」 人や物をある場所にとどめおく。特に、とどめおいたまま去る。 「机上にメモを━」 「放課後も学校に━・される」 「郷里に家族を━・して上京する」 「警備員を━・して引き上げる」 人や物をあとに置いたまま遠くへ去る。 「子どもたちに莫大な財産を━」 「遺書を━・して死ぬ」 「後世に偉大な業績を━」 失わないで、そのままにとどめる。保持する。 「目もとに幼時の面影を━」 「街並みに明治初期のたたずまいを━」 「旧街道の松並木を━国道」 結果として生じた問題点などをそのままの状態にしておく。 「彼女に未練を━」 「悔いを━」 「二人の間にしこりを━」 「次回にいくつかの問題点を━」 《「…まで〜を━のみ」「…まで━ところ〜」などの形で》決められた期間や距離があとわずかしか余っていない意を表す。 「開会まで三日を━のみだ」 「ゴールまで一キロを━だけだ」 「優勝まで━ところあと一勝だ」 相撲で、相手の攻めをこらえて勝負を先へ持ち越す。 「そり身になって体を━」 「からくも上手投げを━」 ◆「遺」は「財産[悔い・業績・面影]を遺す」などと好まれるが、一般には「残」。 残せる 関連語 大分類‖余る‖あまる 中分類‖残る‖のこる

明鏡国語辞典 ページ 4805 での残す(遺す)単語。