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のこ・る【残る(▽遺る)】🔗⭐🔉
のこ・る【残る(▽遺る)】

自五
全体のうちの一部がなくならないで、そのままある。
「おひつに飯が少し━・った」
「財布にはお金が━・っていない」
「今日の分の仕事がまだ━・っている」
「日陰の所だけ雪が━・っている」
当人が去ったあとも、そのままあり続ける。残される。
「部屋には荷物が━・った」
他の者や当人が去ったあとも、その場所や組織などにそのまま居続ける。
「会社に━・って仕事を続ける」
「大学に━・って研究を続ける」
「決勝トーナメントに━」
「郷里には母が━・った」
失われないで、もとの状態のままあり続ける。
「この地方には豊かな自然が━・っている」
「この町には古い風習が━」
「顔に少年時の面影が━」
「足に火傷やけどの跡が━」
結果として生じたことが、そのままの状態でとどまる。特に、記録にとどめられて後世に伝わる。
「感情的なしこりが━」
「亡父のことばが耳に━・っている」
「彼のことは鮮明に記憶に━・っている」
「悔いが━」
「球史に━快投を演じる」
「後の世まで━名曲」
決められた期間や距離の一部が余る。
「持ち時間が一〇分━」
「ゴールまであと一周━」
相撲で、相手の攻めをこらえて勝負を先に持ち越す。
「土俵際で━」
◆
「遺」は「財産[業績・面影・未完の原稿]が遺る」などと好まれるが、一般には「残」。
残れる
残り
関連語
大分類‖余る‖あまる
中分類‖残る‖のこる
大分類‖余る‖あまる
中分類‖余り‖あまり














明鏡国語辞典 ページ 4806 での【残る(遺る)】単語。