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「敷く」と紛れやすい。「×なべに油を敷く(引く)」「×電話[水道管]を敷く(🔗🔉

「敷く」と紛れやすい。「×なべに油を敷く(引く)」「×電話[水道管]を敷く(引く)」「×鉄道路線[箝口令かんこうれい・伏線・布団]を引く(敷く)」「×拡大路線[強力な布陣]を引く(敷く)」 自五〔みずからを引く意から〕 後ろにさがる。引き下がる。しりぞく。 「進むことも━こともできない」 「ここまで来ては━に引けない(=引っ込みがつかない)」 「言い出したら後あとへは━・かない」 〔やや古風な言い方で〕勤めを終わって退出する。引ける。 「定時に会社を━」 引退する。 「政界[現役]から━」 これまで盛んだった現象がやむ。 「洪水[潮]が━」 「汗[腫れ]が━」 「血(の気)が━」 〔俗〕冷ややかになる。しらける。 「寒いギャグに━」 ◆曳く」「牽く」「惹く」「抽く」「退く」とも。「曳」はひきずる、「牽」は前から力を加えて前進させる、「惹」は注意を引きつける・引き起こす、「抽」は抜き出す、「退」は後ろに下がる意で、それぞれ「荷車を曳く・網を曳く・悲しみが尾を曳く」「機関車が車両を牽く」「人目を惹く・人柄に惹かれる・事件を惹き起こす」「くじを抽く」「身を退く・潮が退く」などとも使うが、一般には「引」。 引ける 引き 関連語 大分類‖動く‖うごく 中分類‖引く‖ひく ひ・く【挽く・碾く】 他五 のこぎりや鉋かんなを使う。また、そのようにして材木などを切ったり削ったりする。 「のこを━」 「のこで丸太を━」 →引く 切ったり削ったりするためにろくろを回す。また、そのようにして製品を作る。 「ろくろを━・いて盆を作る」 「ろくろで椀わんを━」 挽・碾うすなどの道具を回して物を細かく砕く。また、そのようにして粉やミンチを作る。 「石うすでお茶を━」 「小麦を粉に━」 「粉を━」 「うす[ミル]を━」のように、〜ヲに道具をとる言い方もある。 「碾」は石うす(でひく)の意。うすでひくときは「碾」が一般的。 ◆「引く」と同語源。手前に引く動作をすることからいう。 ひける

明鏡国語辞典 ページ 5155 での○引く単語。