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ほう【方】ハウ🔗🔉

ほう【方】ハウ 方向。方角。また、その方向にある場所。 「西の━に進む」 「僕の━を見る」 「池の━まで行く」 〔抽象的に〕物事のおもむく方向。 「国会は解散の━へと向かう」 いくつかある区分けのうちの一つ。特に、対比するもののうちの一つ。 「家事の━にまで手が回らない」 「改革派の━につく」 「演説は得意だが書く━は苦手だ」 物事をぼかしていったり遠回しにいったりする。多く、ぼかすことで慎み深い気持ちを表す。 「金融の━に勤めています」 「お仕事の━は順調ですか」 「おつりの方は二三〇円です」「〔コーヒーだけを注文した客に〕コーヒーの方をお持ちしました」など、ぼかす必要のない場面や、対比するものがない場合に使うのは適切でない。 《「…━だ」の形で、連体修飾句を受けて》どちらかというとその部類に属する意を表す。 「背は高い━だ」 「これだけできれば上出来の━だ」 《「…━がいい」「…━が宜よろしい」の形で》適当である意を表す。また、勧め・提案を表す。 「予備知識があった━がいい」 「あまり期待しない━がいい」 「行くなら新幹線の━がいい」 ◆は、かな書きも多い。 「ほお」と書くのは誤り。「×見たほおがいい」

明鏡国語辞典 ページ 5596 での単語。