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あき【秋】🔗🔉

あき【秋】 四季の一つで、夏の次、冬の前にくる季節。陽暦では九〜十一月、陰暦では七〜九月。暦の上では立秋から立冬の前日まで、天文学では秋分から冬至まで。生活感覚では、朝夕の涼しさを実感するころから木枯らしが吹き始めるころまで。 関連語 大分類‖季節‖きせつ 中分類‖‖あき 「秋」のイメージと表現 涼しくさわやかな季節。(天高く馬肥ゆる秋・食欲の秋・秋涼[秋冷]の候・秋晴れの好天に恵まれる・雲一つない秋の空・仲秋の名月) 昼が短く夜が長い。(秋の日は釣瓶つるべ落とし・秋の夜長) 暑くもなく寒くもなく、催しなどを行うのに最適の時節。(読書の秋・スポーツの秋・文化[芸術]の秋・行楽の秋・灯火親しむの候) 実りの季節。(実りの秋・収穫の秋・紅葉の秋) 物事が盛りを過ぎて終わりが近づく時期。(桐一葉落ちて天下の秋を知る・人生の秋にさしかかる) ものさびしさ、ものがなしさを喚起。(感傷の秋・さびしげに木の葉が舞う) 〔「秋」を「とき」と読んで〕事に当たって特に重大なとき。(危急存亡の秋・千載一遇の秋) 〔「飽き」にかけて〕男女の愛情がさめることにいう。(二人の間に秋風が立つ)  *陰陽五行説は、方角では「西」に、色では「白」に見立てる(白秋)。台風と長雨の季節であり、また天候の変わりやすい季節でもある(野分・秋霖しゅうりん・霖雨・秋の長雨・秋雨前線・男心と秋の空)。

明鏡国語辞典 ページ 56 での単語。