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ま・く【巻く(く)】🔗🔉

ま・く【巻く(く)】 他五 物のまわりにひも状・帯状の物などをしっかりとからみつける。 「糸巻きに糸を━」 「傷口に包帯を━」 「頭にターバンを━」 「ご飯に海苔のりを━」 「傷口を包帯で━」「ご飯を海苔で━」のように、〜ヲ(対象)を〜デ(手段)に、〜ニ(場所)を〜ヲ(対象)に変えていう言い方もある。また、「カセット[リール]を━」のように、〜ヲに道具をとる言い方もある。道具を操作して巻き取る意。 ひも状・帯状の物などをその一端が内側になるようにして丸くまとめる。 「ロープを━」 「賞状を━・いて筒にしまう」 「負け犬が尻尾しっぽを━・いて逃げる」 「彼の才能には舌を━(=感心する・驚く)」 ねじを回してぜんまいを固く締めつける。 「時計のねじを━」 「オルゴールのぜんまいを━」 軸を支えに回転して螺旋らせんや円環状の形を作り出す。 「蛇がとぐろを━」 「川の流れが渦を━」 〜ヲに結果をとる。 そのものに取り付けた綱や鎖を軸にからませて引き上げる。巻き上げる。 「錨いかりを━」 まわりを取り囲む。取り巻く。 「一万もの軍勢が城を━」 「報道陣が事故現場を遠巻きに━」 「煙に━・かれる」 登山で、難所を避けるために山腹をうかいして登る。 「滝を━」 《「くだを━」の形で》とりとめのないことをくどく言う。 「酔ってくだを━」 連歌・俳諧の付合をする。 「歌仙を━」 自五 〔みずからを巻く意から〕渦や植物の葉・つるなどが螺旋状の形を作り出す。 「海峡に渦が━」 「頭に二つ旋毛つむじが━・いている」 「キャベツの葉が球状に━」 放送などで、進行を急ぐ。 「残り時間が少ないので━・いてくれ」 巻ける 巻き

明鏡国語辞典 ページ 5772 での巻く(く)単語。