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む・ける【向ける】🔗🔉

む・ける【向ける】 他下一 物(の先端)がある方向に向くようにする。 「渦中の人にマイクを━」 「電波の来る方角にアンテナを━」 「帽子のつばを後ろに━」 「ナイフを━・けて脅す」 「妻に怒りを━」 「それとなく話を━」 体の一部分がある方向に向くようにする。 「顔を上に━」 「背中を━・けて座る」 「銀座方面に足を━」 「大躍進に熱い視線を━」 乗り物の先端が目的地の方向へ向くようにする。また、乗り物が目的地へ向かうようにする。 「東南に機首を━」 「○○港に舵かじを━」 ある方面に興味や関心がむかうようにする。 「イナゴの異常発生に注意を━」 「新しい仕事に情熱を━」 「礼儀作法のすみずみにまで心を━」 資金をある用途に割り当てる。振り当てる。 「ボーナスを生活費に━」 ある使命をもって行かせる。派遣する。差し向ける。 「代理を現場に━」 自下一《「…に[へ]━・けて」「…に[へ]━・けた」の形で》 その方向に動作・作用が及ぶ意を表す。…の方に向かって。…を目指して。…に。…へ。 「北海道へ━・けて旅立つ」 「宇宙に━・けて信号を発する」 「海外へ━・けた情報発信が必要だ」 主体の動作の及ぶ相手であることを表す。…に。…へ(の)。 「二人に━・けて文句をいう」 「これは市長が市民に━・けたメッセージだ」 ある特定の時期や目標に備えて物事を行う場合の、その時期や目標を表す。 「夏に━・けて新型の水着を発表する」 「五輪に━・けた体力強化が求められる」 「大会に━・けて特訓を始める」 「優勝に━・けて努力を重ねる」 む・く(下二) 自他下一〔「向く」の可能形〕向くことができる。 「首が痛くて右が/を━・けない」

明鏡国語辞典 ページ 5963 での向ける単語。