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もち・いる【用いる】モチヰル🔗⭐🔉
もち・いる【用いる】モチヰル

他上一
道具や方法をその用にあてて使う。使用する。
「原稿執筆にパソコンを━」
「味付けに化学調味料を━」
「巧みに比喩ひゆを━」
「賄賂わいろを━・いて上司に取り入る」
「新薬を━・いて難病を治療する」
「紛争の解決に暴力を━」
「使う」
のやや文章語的な言い方。
意見などをよいとして採り上げる。採用する。
「部下の提案[意見]を━」
ある人物を適任であるとして採り上げる。登用する。
「若手を━・いて改革を進める」
「世に━・いられず(=いれられず)最後は郷里に隠棲いんせいした」
《「意を━」「心を━」の形で》心をあれこれと働かせる。心を配る。心を労する。
「交渉に意を━」
「自分の至らないところに心を━・いよ」
《「…を━・いない」などの形で、下に打ち消しを伴って》…を必要としない。
「彼女の成功は言を━・いない(=言をまたない)」
◇やや古い言い方。
◆「持ち率いる(=引き連れる意)」から。古くは「用ゐる」(ワ行上一段)であったが、平安中期以降ワ行とハ行が混同され、「用ひる」の表記が生じ、ハ行上二段活用「用ふ」が行われるようになった。のち、「用ゆ」(ヤ行上二段)も生ずるに至った。
歴史的かなづかいは規範的には「もちゐる」だが、「もちひる」とも。
関連語
大分類‖使う‖つかう
中分類‖雇用‖こよう
大分類‖使う‖つかう
中分類‖使用‖しよう













明鏡国語辞典 ページ 6096 での【用いる】単語。