複数辞典一括検索+
お・う【追う(▽逐う)】オフ🔗⭐🔉
お・う【追う(▽逐う)】オフ

他五
先を行くものに到達しようとして(また、それをとらえようとして)後から進む。追いかける。
「先頭の走者を━」
「恋人(の後)を━・って京都へ行く」
「転がるボールを━」
「インド洋にマグロを━」
「首位のチームを小差で━」
目標や理想とするものに向かって進む。追い求める。追いかける。
「青年は理想を━」
「事件の真相[幻の名画]を━」
取り逃がさないように、ぴたりと相手(の動き)についてゆく。追いかける。
「敵の動きをカメラで━」
「イルカの声をマイクで━」
「声明文を指で━・いながら説明する」
物事の順序に従う。
「順を━・って説明する」
「条を━・って審議する」
「日を━・って(=日増しに)暖かくなる」
「回を━ごとに盛大になる」
◇言い切りの形では使わない。
促して(また、払いのけて)、動物をほかの場所に行かせる。
「牧舎に牛を━」
「草原に羊を━・って生活する」
「頭の上のハエを━」
《多く「━・われる」の形で》組織や地位から退けられる。追い払われる。追放される。放逐される。
「不穏分子を━」
「禁を犯して楽園
を/から━・われる」
「王位を━・われる」
《「━・われる」の形で》せかされて、ゆっくりできない。追い立てられる。
「仕事に━・われる」
「資金繰りに━・われる」
◆
「逐」は、順序に従う、追い払う意で「順を逐って」「不満分子を逐う」などと使うが、慣用的な「中原に鹿を逐う(逐鹿ちくろく)」などを例外として、今はおおむね「追」でまかなう。
追える「動きが早すぎて目では追えない」
関連語
大分類‖進む‖すすむ
中分類‖進歩‖しんぽ
大分類‖動く‖うごく
中分類‖追う‖おう














明鏡国語辞典 ページ 760 での【追う(逐う)】単語。