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おこ・す【起こす】🔗🔉

おこ・す【起こす】 他五 横になっていたり倒れ(てい)たりしたものを立った状態にする。 「倒れた塀を━」 「転倒した幼児を━」 「レバーを━(=持ち上げる)」 横になっていた人・動物が体や頭を立った状態にする。 「寝台から身を━」 「頭[首]を━(=もたげる)」 目を覚まさせる。 「明朝は五時に━・してくれ」 「寝入りばなを━・される」 「寝た子を━ようなことはやめよう」 伏せてあるものをめくって、表が現れるようにする。 「カード[花札]を━」 伏せ字・誤植・速記・録音テープなどを、本来の形や普通に読める形に変える。 「伏せ字を━」 「赤字を━(=校正の赤字に従って訂正する)」 「録音テープを原稿に━」 へばりついている石などをはがす。 「敷石を━」 土を掘り返す。また、そのようにして畑などを作る。 「土[畑]を━」 文章や書類などを新たに作る。 「稿[伝票]を━」 「速記録から議事録を━」 ある現象が新たに他の現象を作り出す。 「風が波を━(=引き起こす)」 「火打ち石で火を━」 ある現象(特に、被害をもたらすような現象)を生じる。また、生じさせる。引き起こす。 「浅間山が爆発を━」 「物質が化学変化を━」 「問題発言が政界に波瀾はらんを━」 事件など、非日常的な物事を発生させる。引き起こす。 「将校たちがクーデターを━」 「問題[ごたごた]を━」 「群衆がパニックを━」 「ヒット作がブームを━」 新たに物事を始める。特に、新たに運動や活動を始める。 「行動[裁判]を━」 「筆を━(=起筆する)」 「キャンペーンを━」 「○○運動をおこす」など、盛んにする意に力点をおくときは「興す」とも。→興す ある生理的な状態を生じる。また、ある心理的な状態を生じる。 「生徒が貧血を━」 「体が拒絶反応を━」 「やる気を━(=出す)」 「悪い料簡りょうけんを━」 「癇癪かんしゃくを━」 「やけを━」 「錯覚を━」 起こせる 起こし 関連語 大分類‖生活‖せいかつ 中分類‖起きる‖おきる 大分類‖体の動き‖からだのうごき 中分類‖立つ‖たつ

明鏡国語辞典 ページ 830 での起こす単語。