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あれ🔗🔉

あれ 遠称の指示代名詞 話し手にも聞き手にも見えて、話し手が、その両者の領域に属さない物を指し示す語。あの物。また、そのような場所を指し示す語。あの所。 「『あの光っている川、━は?』『━が吉野川です』」 「━とこれでは、どっちが好き?」 「━に見えるのが二重橋です」 話し手が、話し手からも聞き手からも心理的に隔たっていると意識するものや事柄を指し示す語。あのもの。あのこと。 「━は面白いから読んでごらん」 「━は確か一年前のことだった」 「━はやはり彼の仕業だった」 「━では成功はおぼつかない」 話し手にも聞き手にも共通する事柄で、話し手が、時間的に隔たっていると意識する時を指し示す語。あの時。 「━以来彼とは会っていない」 はっきり言えないことや、うまく言えないことを指し示す語。なん。 「直接申し上げるのも━ですが…」 三人称の人代名詞話し手が、第三者である人物を同等以下に扱って指し示す語。 「━もやっと一人前になった」 「例の仕事は━にやってもらおう」 「━が君の妹さんかい」 ◆もとの用字は「彼」。

か【彼】🔗🔉

か【彼】 〔古〕三人称の人代名詞・遠称の指示代名詞遠くの人・物を指し示す語。→かの 《「何なになん」と対応して》漠然とした物事を指し示す語。 「何や━やで忙しい」 「何の━のと文句を言う」

かれ【彼】🔗🔉

かれ【彼】 三人称の人代名詞話し手・聞き手以外の男性を指し示す語。 「あれが━の家だ」 〔俗〕二人称の人代名詞相手の男性を指し示す語。 「そこの━、こっちに来て」 恋人である男性。彼氏。 「妹に━ができる」 ◆⇔彼女 古くは「あれ」に近い遠称の指示代名詞。明治以降、英語heなどの訳語として使われるようになった語。 関連語 大分類‖人称‖にんしょう 中分類‖‖かれ

ひ【彼】🔗🔉

ひ【彼】 (造)離れた向こうにあるものを表す。 「━我・━岸」

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