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あらそ・う【争う】アラソフ🔗🔉

あらそ・う【争う】アラソフ 自五互いに張り合って、敵対する相手を打ち負かそうとする。相手を押しのけて勝とうとする。 「兄弟が遺産相続で━」 「子供たちが些細ささいなことで━」 「A国がB国と領土をめぐって━」 他五 相手を押しのけて、価値あるもの(特に、最高の座)を得ようとする。 「両大国が覇権を━」 「上位四チームで優勝を━」 「先陣を━」 「世界で一、二を━名選手」 「先を━・って駆けつける」 相手を押しのけて、正しさや優劣などの決着をつけようとする。 「裁判で黒白を━」 「医者と宗教家が臓器移植の是非を━」 「試合で勝負を━」 「競う」とほぼ同義だが、「争う」は相手を押しのけることに、「競う」は相手に一歩でも先んずることに重点がある。「能力[技・腕]を━」「美しさ[速さ・高さ]を━」など、能力や程度を言うときは「競う」が標準的。 《「寸刻を━」などの形で》物事に対処するのにわずかな時間しかない意を表す。 「事態は寸刻[寸秒・一分一秒]を━」 《下に否定的意味を表す語を伴って》あまりに明らかで議論の余地がない。 「━・い難い証拠が挙がる」 →争えない 争える 争い 関連語 大分類‖争い‖あらそい 中分類‖争い‖あらそい

あらそえ‐な・い【争えない】アラソヘ━🔗🔉

あらそえ‐な・い【争えない】アラソヘ━ 連語事実がはっきりと現れていて、否定したり隠したりすることができない。争われない。 「年齢[実力の差]は━」 ◇「争う」の可能形「争える」+打ち消しの助動詞「ない」。 「争えない/争われない」では、前者が一般的。後者はやや古風な言い方。

あらた【新た】🔗🔉

あらた【新た】 形動 《「━な」「━に」の形で》物事が今までになく新しいさま。また、改めて新しくするさま。 「捜査線上に━な事実が浮かぶ」 「━な門出を祝う」 「決意[感動]を━にする」 記憶などが古びていないさま。新しい。 「大地震のことは記憶に━だ」 ◆とも「新しい(新しく)」で置き換えることができる。 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖新しい‖あたらしい

明鏡国語辞典 ページ 212