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しり‐ぞ・く【退く】🔗⭐🔉
しり‐ぞ・く【退く】

自五
後方へ下がる。
「わきへ一歩━・いて道を譲る」
「敵の攻撃に遭ってじりじりと━」
⇔進む
身分の高い人のところから帰る。引き下がる。退出する。また、その場所から離れる。
「御前を━」
「別室に━・いて待つ」
「サタンよ、━・け」
勝ち抜き戦で、戦いに敗れて引き下がる。敗退する。リタイアする。
「初戦で━」
官職などを辞める。身を引く。引退する。
「第一線
を/から━」
「権力の座
を/から━」
「定年で職を━」
《「━・いて…」の形で》対象から距離をおいて。
「一歩━・いて考える」
関連語
大分類‖進む‖すすむ
中分類‖進退‖しんたい
大分類‖退く‖しりぞく
中分類‖退職‖たいしょく











しり‐ぞ・ける【退ける(▽斥ける・▽却ける)】🔗⭐🔉
しり‐ぞ・ける【退ける(▽斥ける・▽却ける)】

他下一
その場から離れさせる。引き下がらせる。
「周りの者を━・けて密談を凝らす」
「家人を━」
向かってくるものを負かしたり追い返したりする。
「ノックアウトで挑戦者を━」
「対抗馬の元副知事を━・けて早々と当選を決める」
「敵(の攻撃)を━」
「挑戦を━」
要求や訴えなどを受け入れないで拒む。はねつける。
「市民の要求を━」
「友人の意見を━」
「弁護側の主張を━・けて実刑を言い渡す」
職や地位を辞めさせる。
「社長を━・けてトップの座に就く」
「役員の地位から━・けられる」
◆
「斥」はおしのける意で、「要求[忠告]を斥ける」「ライバルを斥ける」などと、「却」は差し出されたものを押し戻す意で、「要求を却ける」などとも書くが、今は「退」でまかなうのが一般的。
しりぞ・く(下二)










明鏡国語辞典 ページ 3050。