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そら・す【反らす】🔗🔉

そら・す【反らす】 他五 まっすぐな物、平らな物が弓なりに曲がるようにする。〔意図的な行為にもそうでない行為にもいう〕 「机の脚を外側に━・してデザイン上の特徴を出す」 「日なたに放置してベニヤ板を━・してしまう」 体(の部分)を後ろの方に弓なりに曲げる。 「身を━・して攻撃を避ける」 「得意そうに胸を━」 「昂然こうぜんと頭を━」 「背を━・して伸びをする」 「指を━」 ◆「逸らす」と同語源。 =反らせる

そら・す【逸らす】🔗🔉

そら・す【逸らす】 他五 向かうべき方向からわきにそれるようにする。 「宗頼はひとり馬をあらぬ方に━・して、…岩山のふもとに駆けつけた石川淳 とらえることに失敗する。また、弾丸などを目標物に当てることに失敗する。 「後方に球を━」 「投げたつぶてを標的から━・した」 故意に目標物からねらいを外して撃ったり投げたりする。わざと外す。 「標的から狙いを━・して弾丸を発射する」 目をわきの方に向ける。 「目を━」 関心や注意が本来とは異なる方に向かうようにもってゆく。 「巧みな操作で国民の関心を現実から━」 「気を━ようなことを言う」 「一球遊んで打ち気を━」 自分に都合の悪い話を本来とは異なる方向にもってゆく。また、そのような質問や攻撃を直接的にこうむらないようにする。 「話をわきに━」 「質問の矛先を━・して回答する」 《多く打ち消しの形で》相手の気持ちをうまくつかんで、気まずい思いをさせない。 「人を━・さない巧みな接客術」 =そらせる

そら・せる【反らせる】🔗🔉

そら・せる【反らせる】 他下一反らす 「板を━」 「胸を━」 そら・す(下二)

そら・せる【逸らせる】🔗🔉

そら・せる【逸らせる】 他下一逸らす 「目を━」 「関心を━」 「話題を━」 そら・す(下二)

そらぞら‐し・い【空空しい】🔗🔉

そらぞら‐し・い【空空しい】 知っているのに知らないふりをするさま。 「━態度をとる」 本心でないこと、うそであることが見えすいているさま。 「━お世辞を言う」 ‐げ/‐さ

明鏡国語辞典 ページ 3589