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それ‐で🔗🔉

それ‐で 前に述べたことを受けて、それを理由とする帰結を述べるときに使う。そのために。それだから。 「体をこわして、━試合に出られなかったんだ」 相手に話を促したり話をさらに続けたりするときに使う。そして。それから。で。 「『僕、会社を辞めたんです』『━?』『━新しい仕事を始めるんです』」

それで‐いて━ヰテ🔗🔉

それで‐いて━ヰテ 前に述べたことと対立することを述べるときにいう語。それなのに。にもかかわらず。一方で。 「人には厳しい。━自分には甘い」

それ‐では🔗🔉

それ‐では 前に述べた事柄を根拠として、後の事柄を続ける。そういうことでは。そういうことなら。 「『昭和三〇年生まれです』『━私よりふたつ上です』」 「皆が賛成したのか。━仕方ない」 話題を切り替える語。 「━五〇ページを開いてください」 「━さようなら」 ◆くだけた言い方で「それじゃ(あ)」とも。

それ‐でも🔗🔉

それ‐でも そうであっても。それにもかかわらず。 「みんなに反対された。━私はやる」

それ‐どころ【其れ処】🔗🔉

それ‐どころ【其れ処】 連語《下に打ち消しの語を伴って》前に述べられたことよりも重大だという意を強める。 「『お父さん心配していたかい』『━の騒ぎじゃない。警察にまで電話して大騒ぎでしたよ』」 「『お茶でも飲もうか』『━じゃないですよ。今日中にこの仕事を片づけなくちゃならないんですから』」

それ‐どころか【其れ処か】🔗🔉

それ‐どころか【其れ処か】 前に述べたことよりもはるかに程度がはなはだしいことをいう語。 「努力しても成績が上がらない。━どんどん下がってしまう」

それと‐なく【其れとなく(其れと無く)】🔗🔉

それと‐なく【其れとなく(其れと無く)】 それとはっきり示さずに。遠まわしに。 「━注意する」

それ‐とも🔗🔉

それ‐とも 物事を並べ上げて、どれかを選ぶ意を表す。あるいは。もしくは。 「強行するか。━断念するか」 「来週にしましょうか。━再来週の方がいいですか」

それな‐のに🔗🔉

それな‐のに そうであるのに。それにもかかわらず。 「力の限り頑張った。━報われない」 「君は約束した。━、どうして来ないんだ」 ◇やや古い俗語的言い方で「それだのに」、くだけた言い方で「なのに」とも。 客観的な「それにもかかわらず」に比べると、主観性が強い。

明鏡国語辞典 ページ 3595