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それ‐なり【其れなり】🔗🔉

それ‐なり【其れなり】 それが最後で、以後変化がないさま。そのまま。それきり。 「何かを言いかけて、━黙り込んでしまった」 そのものにふさわしい程度。 「━に努力はしている」 「━の効果は期待できる」 ◇限界はあるがそれ相応に評価ができる、という含みをもつ。

それ‐に🔗🔉

それ‐に そのうえ。さらに。 「食欲がない。━頭痛もする」 相手や自分を納得させるために、前の事柄を補強する気持ちでいう場合も多い。「もう遅いし、━天気も悪いからやめようよ」「━この機会を逃したらいつ会えるかわからないし…」

それにして‐は🔗🔉

それにして‐は 前に述べた事柄と見合っていない事柄である意を表す。その割には。 「練習ができなかったが、━よい出来だ」 「もう練習が終わったのか。━早すぎるようだが」

それにして‐も🔗🔉

それにして‐も 前に述べた事柄を一応は認めつつ、それに反論する意を表す。それはそうとしても。 「確かに今日は祭日だが、━人が多すぎやしないか」 「━、どうしてあんなことをしたのだろう」 それまでの話題をおいて、感慨などを述べるときに使う。それはそうと。 「━暑いなあ」

それに‐つけても🔗🔉

それに‐つけても 前に述べた事柄に関連して。そのことを原因として。 「━、あの日のことが思い出される」

それにも‐かかわらず【それにも拘わらず】━カカハラズ🔗🔉

それにも‐かかわらず【それにも拘わらず】━カカハラズ 前の事柄がある事態の相応の理由としてありながら、それとは相容れない事態が成立する意を表す。 「海は荒れていた。━船出した」 「待遇は劣悪だった。━みな一言も不平を言わない」 それなのに

明鏡国語辞典 ページ 3596