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なごり‐の‐つき【《名残》の月】🔗⭐🔉
なごり‐の‐つき【《名残》の月】

名
陰暦九月一三日の夜の月。後のちの月。
◇その年、最後の観月となることから。
夜明けの空に残っている月。有明の月。残月。






なごり‐の‐ゆき【《名残》の雪】🔗⭐🔉
なごり‐の‐ゆき【《名残》の雪】

名
春が来ても消えないで残っている雪。
春になってから降る雪。






なさい【▽為さい】🔗⭐🔉
なさい【▽為さい】
動詞「なさる」の命令形

他
「しろ」「せよ」「なせ」の意のやわらかな言い方。しなさい。
「よく考えて返事を━」
「おしゃべりはいい加減に━」

補動
《「…なさい」「お[ご]…なさい」の形で》自分と同等以下の人に対するやわらかな命令を表す。
「落ち着き━」
「お食べ━」
「もう少し努力(し)━」
「ご安心━」
◇「…」には動詞連用形、漢語サ変動詞語幹などが入る。→お(御)
表現
◆連用形「なさり」の音便形「なさい」からとも、「なさいませ」の下略からともいう。
「ちょっと来な」「安心しな」などの「な」はこれを略したもので、終助詞に転じた。ぞんざいな言い方で、ふつう目下の相手に使う。
かな書きが一般的。
「ごめんなさい」「お休み[お帰り]なさい」など、命令の意識が薄れて挨拶あいさつのことばとなったものもある。

















【情けは人の為ためならず】🔗⭐🔉
【情けは人の為ためならず】
人に親切にしておけば、その相手のためになるばかりでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくるということ。
「人に親切にして甘やかすのは、その人のためにならない」の意で使うのは誤り。

明鏡国語辞典 ページ 4579。