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はや【鮠】🔗🔉

はや【鮠】 淡水魚のウグイ・オイカワ・モツゴなどのこと。

は‐や【甲矢】🔗🔉

は‐や【甲矢】 手に二本の矢を持って射るとき、初めに射るほうの矢。 ⇔乙矢おとや

はや【早】🔗🔉

はや【早】 はやくも。すでに。もう。 「━三年が経つ」

ばや🔗🔉

ばや 終助文語 願いの実現を望む意を表す。…したい。…してほしい。…できたらなあ。…であればいいなあ。 「旦那さま淋しき余りに貰もらい子せばやと仰しゃるなれども一葉 意志を表す。…しよう。 「その当時の事少しいわばや一葉」 ◆接続助詞「ば」に副助詞「や」の付いたものから。 未然形に付く。

はや‐あし【早足(速歩)】🔗🔉

はや‐あし【早足(速歩)】 ふつうより速く歩くこと。急ぎ足。 「━で歩く」 馬術で、馬の歩法の一つ。並足と駆け足の中間で、一分間二一〇メートルの速度を基準とする。トロット。 関連語 大分類‖体の動き‖からだのうごき 中分類‖走る‖はしる

はや・い【早い・速い(疾い・迅い・捷い)】🔗🔉

はや・い【早い・速い(疾い・迅い・捷い)】 物事の区切りとなる時点が基準より前である。 「夏は夜明けが━」 「最近は父の帰りが━」 「一日も━・く退院したい」 「もっと━・く気づくべきだった」 移動に要する時間が少ない。高速だ。 「この車はスピードが━」 「田中君は足が━」 「この川は流れが━」 「あの投手は球が━」 慣用的かつ平易な表記として「早い」とも。「五月雨を集めて早し最上川芭蕉」。速度を計測・比較する気持ちでは「速」になりやすい。 速さを強調して「疾い」とも。 早・速動作や作用に要する時間が少ない。 「食べるのが━」 「このマシンは情報を処理する速度が━」 「世の中の変化が━」 「仕事[決断]が━」 「あきらめが━」 「月日の経つのは━」 動作・作用の速度に注目するときは「速」とも。 速・早特に、一定の動きを繰り返すものの間隔や周期が短い。 「患者の呼吸が異常に━」 「モーターの回転が━」 「客の回転が━」 時間が、一定の期間内でより前に属するさま。 「飛行機は二〇世紀も━段階で発明された」 「━時期に謝っておけ」 《多く「まだ━」の形で》まだ適当な時期に至っていないさま。時期が早すぎる。時期尚早しょうそうだ。 「出かけるにはまだ━」 「喜ぶのはまだ━」 手間ひまかけずに迅速に処理できるさま。手っ取り早い。 「手紙よりメールが━」 「バスを待つより歩くほうが━」 「首にしたほうが話が━」 「━話(が)、昔はもっと素直だった」 《「━とこ(ろ)」の形で、副詞的に》早めにとりかかったり急いで終わらせようとしたりするさま。早いうちに。早急に。 「━ところ仕事を片づけよう」 「━とこ」はややくだけた言い方。まれに「━こと」とも。「━こと始末したほうが、ええやないですか?山村美紗 《「耳が━」の形で》他の人より前の時点で情報を得るさま。耳ざとい。早耳だ。 《「気が━」の形で》待ちきれないで性急な気持ちになるさま。せっかちだ。 「生まれたばかりで進学の心配とは、気が━」 《「…が━か」の形で、動詞連体形を受けて》前の動作の終了と次の動作の開始が極めて接近している意を表す。…するやいなや。…するとすぐに。 「家に帰るが━か、また外に飛び出した」 ◆遅い 「早く走れ()/速く走れ()」では、前者は早く走り始めろ、後者は速い速度で走れ、ひいては到着時刻を早めろの意。「(食事前にいう)早く食べろ()/(食事中にいう)早く食べろ()」でも、それぞれ早く食べ始めろ早く食べ終えろの意となる。 「早」は時期・時刻が前、「速」はスピードがあって所要時間が少ない意。「疾・迅」もスピードがある意で、「速」より意味が強いが、一般には「速」でまかなう。「捷」は動きが速い意(敏捷)。一般には「速」でまかなう。「はや〜」の形の名詞派生語では、スピードがある意でも、「早口・早足・早業・早瀬・早馬・原稿の早書き・テープの早送り」などのように、慣用的に「早」を使う。「手[耳・気・話]が早い」「足が早い(=腐りやすい)」などの成句を「速」と書くことはない。 ‐さ

明鏡国語辞典 ページ 5033