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あけ‐むつ【明け六つ】🔗🔉

あけ‐むつ【明け六つ】 江戸時代の時刻法で、明け方の六つ時。今の六時ごろに当たる。卯の刻。また、その時刻に鳴らす鐘(の音)。 ⇔暮れ六つ

あげ‐もの【揚げ物】🔗🔉

あげ‐もの【揚げ物】 天ぷら・から揚げなど、油で揚げた食品。また、それを作ること。

あ・ける【明ける】🔗🔉

あ・ける【明ける】 自下一 夜が終わって朝になる。 「みそかの夜が━・けて一日ついたちの朝が来る」 「夜の━・けないうちに出発する」 「決戦の日の朝が━」 「一月一日の朝が━」 「━・けても暮れても(=年がら年じゅう)遊びほうけている」 ◇明るくなる意からいう。 古い年・月が終わって、新しい年・月になる。 「二〇〇〇年が━・けて、新世紀を迎える」 「あらたまの年(=新年)が━」 「一月が━・けて二月になる」 ある期間が終わる。 「喪[梅雨・年季]が━」 ◆「開ける」と同語源。 暮れる は「夜が明ける/朝が明ける」「旧年が明ける/新年が明ける」のように、古いものと新しいものの両方を主語にとる。前者は現象の変化に、後者は新しく生じた変化の結果に注目していう。同種の言い方に「水が沸く/湯が沸く」などがある。 あ・く(下二) 関連語 大分類‖一日‖いちにち 中分類‖‖あさ

あ・ける【開ける・空ける・明ける】🔗🔉

あ・ける【開ける・空ける・明ける】 他下一 隔てや覆いなどを取り除いて、閉まっていたものを開ひらいた状態にする。 「扉[幕・ふた・栓せん・鍵かぎ・箱・封筒]を━」 「口を━・けて眠る」 「しっかりと目を━・けて見る」 「票を━(=開票を始める)」 「瓶びんのふたを開ける/瓶を開ける」のように、物の部分と全体をそれぞれ目的語にとる言い方がある。 開・空穴などの空間を作る。 「壁に穴を━」 「たばこの火で服に焦げ目を━」 「帳簿[連載・舞台]に穴をあける(=欠損・欠落を作る)」 移動してその場をあいた状態にする。また、中身を全部使って器をからにする。 「家を━・けて遊び回る」 「瓶[グラス・缶詰め]を━」 「一晩で一升━」 移動してその場を使えるようにする。また、その場を占めていたものを取り除いて場所・時間などを使えるようにする。 「道を━」 「会議室[座席・駐車場]を━・けておく」 「午後は時間[体からだ]を━・けておく」 その地位に誰も就いていない状態にする。 「部長の椅子いすを━・けて後任を待つ」 〔入り口の戸を開けて始めることから〕商店などの業務を始める。また、その業務を行う。ひらく。 「九時に店を━」 「当店は店を十一時まで━・けております」 開・空・明空間的・時間的な間隔を生じさせる。 「壁と本棚との間をわずかに開ける」 「登板の間隔を空ける」 「行間を明ける」 「水をあける(=先行・後行者間にはっきりと差をつける)」 明・開衣服の部分を広くひらいたりつなぎ目をなくしたりして、開放された状態にする。 「胸元をたっぷり━・けたドレス」 ◆閉める閉じるふさぐ 「開」は「閉じる・閉める」の対語として、「空」は空にする、空白を作る意で使う。「明」は、明るくなって見通しがひらけるなどの意で使う。また、「開・空」でまかなえないと意識されるもの()に使うほか、「開・空」の平易な表記としても使う。「穴を開ける/空ける」には、それぞれ、開放・開通する/空間ができるの意がこもる。明るくなって見通しがひらける意で、まれに「明」も使うが、全般にかな書きも多い。「一升瓶を開ける/空ける」はそれぞれ、栓を抜く/瓶を空にする意となる。 あ・く(下二) 関連語 大分類‖無い‖ない 中分類‖‖む

明鏡国語辞典 ページ 81