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【太玄経】🔗🔉

【太玄経】 タイゲンキョウ〈書物〉一〇巻。前漢の揚雄ヨウユウ(前53〜後18)の著。成立年代不明。『易経エキキョウ』の体裁をかりた宇宙論の書。篇の構成などはすべて『易経』にならっているが、宇宙万物の根源を「玄」という字で表したり、また、易で用いる卦の他にも符号をつくり、その三つの符号で万物の生成を説明したりするのが、『老子』の「三、万物を生ず」に基づくと思われる点など、老荘思想の影響が強い。

漢字源 ページ 1050 での太玄経単語。