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【二十四史】🔗⭐🔉
【二十四史】
ニジュウシシ〈書物〉清シンの乾隆ケンリュウ帝(在位1735〜95)の時に、勅命によって決定された正史の総称。『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書シンジョ』『宋書ソウショ』『南斉書ナンセイショ』『梁書リョウショ』『陳書』『魏書ギショ』『北斉書』『周書』『隋書ズイショ』『南史』『北史』『旧唐書クトウジョ』『唐書』『旧五代史』『新五代史』『宋史ソウシ』『遼史リョウシ』『金史』『元史』『明史ミンシ』の二四種である。正史とは、『史記』の体裁に準拠して書かれた紀伝体の歴史書のことである。古くは個人の著作であることが多かったが、唐代以降、前王朝の正史を編集するしごとは、歴代王朝の国家事業となった。「二十四史」から『旧唐書』『旧五代史』『明史』を除いたものを「二十一史」と呼び、「二十四史」に『新元史』を加えたものを「二十五史」という。これらの正史は、長い間、国定の歴史書として権威を保ってきたばかりでなく、今日でも個人の伝記を知るうえで最大の資料となっている。
漢字源 ページ 131 での【二十四史】単語。