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【二難】🔗⭐🔉
【二難】
ニナン
得ることの困難な二つのもの。りっぱな君主とよい賓客のこと。
優劣つけがたい二人。賢明な兄弟のこと。
二つのむずかしい事がら。
得ることの困難な二つのもの。りっぱな君主とよい賓客のこと。
優劣つけがたい二人。賢明な兄弟のこと。
二つのむずかしい事がら。
【二十一史】🔗⭐🔉
【二十一史】
ニジュウイッシ〈書物〉中国の二十四史のうち『旧唐書クトウジョ』『旧五代史』『明史ミンシ』をはぶいた二一種の正史。→二十四史ニジュウシシ
【二十四史】🔗⭐🔉
【二十四史】
ニジュウシシ〈書物〉清シンの乾隆ケンリュウ帝(在位1735〜95)の時に、勅命によって決定された正史の総称。『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書シンジョ』『宋書ソウショ』『南斉書ナンセイショ』『梁書リョウショ』『陳書』『魏書ギショ』『北斉書』『周書』『隋書ズイショ』『南史』『北史』『旧唐書クトウジョ』『唐書』『旧五代史』『新五代史』『宋史ソウシ』『遼史リョウシ』『金史』『元史』『明史ミンシ』の二四種である。正史とは、『史記』の体裁に準拠して書かれた紀伝体の歴史書のことである。古くは個人の著作であることが多かったが、唐代以降、前王朝の正史を編集するしごとは、歴代王朝の国家事業となった。「二十四史」から『旧唐書』『旧五代史』『明史』を除いたものを「二十一史」と呼び、「二十四史」に『新元史』を加えたものを「二十五史」という。これらの正史は、長い間、国定の歴史書として権威を保ってきたばかりでなく、今日でも個人の伝記を知るうえで最大の資料となっている。
【二十二史】🔗⭐🔉
【二十二史】
ニジュウニシ「二十一史」〈書物〉に『明史ミンシ』を加えた二二種の中国の正史。→二十四史ニジュウシシ
【二程全書】🔗⭐🔉
【二程全書】
ニテイゼンショ〈書物〉六六巻。宋ソウの程[コウ]テイコウ(号は明道。1032〜85)・程[イ]テイイ(号は伊川。1033〜1107)兄弟(二程子という)の全著作集。二程子の門人たちが筆記・編集したものを朱子が校訂・集大成した。宋学の始祖である二程子の言行・学説を知る根本資料。明道は天地万物は我と一体であり、宇宙の法則としての「理」即ち性は天命であり、これに従うのが道である、とした。伊川は、明道の考えを発展させ、理・気を分けて二つのものとし、また「性即理」の観点を確立することによって、『易経エキキョウ』『大学』『中庸』『論語』『孟子モウシ』の研究を基礎とする新しい儒学をおこした。朱子によって完成された「宋学(性理学)」は、この伊川の線にそって展開されたものである。
漢字源 ページ 131。