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【思】🔗🔉

【思】 9画 心部 [二年] 区点=2755 16進=3B57 シフトJIS=8E76 《常用音訓》シ/おも…う 《音読み》 シ〈s〉 《訓読み》 おもう(おもふ)/おもい(おもひ) 《名付け》 おもい・こと 《意味》 {動}おもう(オモフ)。こまごまと考える。また、なつかしんでおもう。細かく心をくだく。〈類義語〉→慮。「思慮」「思親=親ヲ思フ」「学而不思則罔=学ンデ思ハザレバスナハチ罔シ」〔→論語シナリ{形}物おもいに沈んでいるさま。憂いを帯びているさま。「亡国之音哀以思=亡国ノ音ハ哀ニシテモッテ思ナリ」〔→詩経{名}おもい(オモヒ)。心でいろいろおもいめぐらすこと。▽去声に読む。「属思=思ヒヲ属ク」「焦思=思ヒヲ焦ガス」「独上江楼思渺然=独リ江楼ニ上レバ思ヒ渺然タリ」 「相思ソウシ」は、男女が恋愛すること。「相思病(恋わずらい)」 {助}語調を整えることば。句末にあるときは読まない。▽「詩経」に用いられている。「不可泳思=泳グベカラズ」〔→詩経「于思ウサイ」とは、あごひげのたれたさま。▽腮サイ(あご)に当てた用法。 《解字》 会意。上部の田は、幼児の頭に泉門のある姿。俗にいうおどりのこと。あたまを表す。思はそれと心(心臓)を合わせた字で、おもうという働きが頭脳と心臓を中心として行われることを示す。小さいすきまを通して、ひくひくとこまかく動く意を含む。 《単語家族》 鰓シ・サイ(ひくひくする魚のえら)と同系。 《類義》 念は、心中深くおもうこと。想は、ある対象に向かって心でおもうこと。憶は、さまざまにおもいをはせること。懐は、心の中におもいをいだくこと。慮は、次から次へと心をくばること。虞グは、あらかじめ心をくばること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 1604 での単語。