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【日本外史】🔗🔉

【日本外史】 ニホンガイシ〔日〕〈書物〉二二巻。江戸時代後期の漢学者、頼山陽ライサンヨウの著した歴史書。1826年ごろ成立。源平二氏から徳川氏にいたる武家の興亡の歴史を、『史記』の世家の体裁にならって、楠木クスノキ氏・新田氏・武田氏など、氏別に漢文で記述したもの。南朝正統論など全編を流れる朱子学的尊王精神は、明治維新に大きな影響を与えたが、史実に誤りが多く、人物批判に正当を欠くところも少なくない。しかし、簡潔で朗誦に適した文章は、多くの人々に愛読され、歴史書を高級な読み物とした意義は大きい。

漢字源 ページ 2026 での日本外史単語。