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【焉】🔗🔉

【焉】 11画 火部  区点=6365 16進=5F61 シフトJIS=E081 《音読み》 エン〈yn〉/エン〈yn〉 《訓読み》 いずくんぞ(いづくんぞ)/いずくにか(いづくにか)/いずれ(いづれ)/なに/これ/これより/ここに 《意味》 {副}いずくんぞ(イヅクンゾ)。いずくにか(イヅクニカ)。どうして。どこに。疑問や反問をあらわすことば。〈同義語〉→安。「焉得倹=焉クンゾ倹ナルヲ得ンヤ」〔→論語{副}いずれ(イヅレ)。なに。どれ。疑問や反問をあらわすことば。〈類義語〉→何。「又焉貪=マタ焉ヲカ貪ラン」〔→論語{名}江南に産する黄色い鳥。 {指}これ。これより。〈類義語〉→是→之。「天下莫強焉=天下焉ヨリ強キハナシ」〔→孟子{指}ここに。〈類義語〉→是→之。「又何加焉=マタ何ヲカ焉ニ加ヘン」〔→論語{助}文末につけて語調を整える助詞。訓読では読まない。「有君子之道四焉=君子ノ道四ツ有リ」〔→論語{助}形容詞につける助詞。状態をあらわす。〈類義語〉→然→如。「洋洋焉ヨウヨウエン」「瞻之在前忽焉在後=コレヲ瞻ルニ前ニ在リ忽焉トシテ後ニ在リ」〔→論語「少焉ショウエン」「頃焉ケイエン」とは、しばらく。しばらくして。 《解字》 象形。えんという鳥を描いたもので、燕エン(つばめ)に似た黄色い鳥。安と焉とは似た発音であるので、ともに「いずれ」「いずこ」を意味する疑問副詞に当てて用い、また「ここ」を意味する指示詞にも用いる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 2721 での単語。