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【熟】🔗🔉

【熟】 15画 火部 [六年] 区点=2947 16進=3D4F シフトJIS=8F6E 《常用音訓》ジュク/う…れる 《音読み》 ジュク/ズク/シュク〈sh〉〈shu〉 《訓読み》 にる/にえる(にゆ)/うれる(うる)/うらす/つらつら/にぎ 《名付け》 なり 《意味》 ジュクス{動}にる。にえる(ニユ)。火でくたくたになるまでにる。しんに通るまで、柔らかくにる。「必熟而薦之=必ズ熟シテコレヲ薦ム」〔→論語ジュクス{動}うれる(ウル)。うらす。果物などがよくみのって柔らかくなる。また、そのようにする。「熟柿ジュクシ」 ジュクス{動}作物がみのる。〈対語〉→荒(みのらない)。「未熟」「五穀熟而民人育=五穀熟シテ民人育ス」〔→孟子ジュクス{動}条件がじゅうぶんなところまで発展する。 ジュクス{動・形}奥底までよく知っている。すっかりなれる。すっかりなれているさま。〈対語〉→生。「精熟」「手熟=手熟ス」 {形・副}つらつら。奥底まで詳しいさま。とくと。「熟考」「信、熟視之=信、コレヲ熟視ス」〔→史記〕 〔国〕にぎ。柔らかい。また、なじみ深い。 《解字》 会意。享は、郭の字の左側の部分で、南北に通じた城郭の形。つき通る意を含む。熟の左上は、享の字の下部に羊印を加えた会意文字で、羊肉にしんを通すことを示す。熟は丸(人が手で動作するさま。動詞の記号)と火を加えた字で、しんに通るまで柔らかくにること。 《単語家族》 毒(くたくたに柔らかくなった物)粥シュク(しんが柔らかくなったおかゆ)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 2755 での単語。