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【玉台新詠】🔗🔉

【玉台新詠】 ギョクダイシンエイ〈書物〉一〇巻。南北朝時代、陳チンの徐陵ジョリョウ(507〜83)が梁リョウの簡文帝の命をうけて編集した詩の選集。530年ごろ成立。所収作品の内容は、男女の情愛、もしくはそれに関係のあるものばかりで、詩風も艶麗エンレイを旨とする。簡文帝の兄の昭明太子が編集した『文選モンゼン』が、各種のジャンルの粋を抜いて文学の標準を示そうとしたのとは大いに異なっている。本書に収められる詩体を「玉台体」といい、後世の文学に大きな影響を与えた。『文選』とともに、六朝リクチョウ文学を研究する者の必読書。

漢字源 ページ 2865 での玉台新詠単語。