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【候】🔗⭐🔉
【候】
10画 人部 [四年]
区点=2485 16進=3875 シフトJIS=8CF3
《常用音訓》コウ/そうろう
《音読み》 コウ
/グ
〈h
u〉
《訓読み》 うかがう(うかがふ)/まつ/さぶろう(さぶらふ)/そうろう(さうらふ)
《名付け》 そろ・とき・みよ・よし
《意味》
{動}うかがう(ウカガフ)。そっとようすをのぞく。「斥候セッコウ」「卑身而伏以候敖者=身ヲ卑クシテ伏シ以テ敖スル者ヲ候フ」〔→荘子〕
{動}まつ。あらわれるのをまち受ける。「稚子候門=稚子門ニ候ツ」〔→陶潜〕
{名}わずかに表面に出たきざし。また、季節のあらわれ。「時候」「兆候」
{動}さぶろう(サブラフ)。身分の高い人のそば近くに仕えてきげんをうかがう。「伺候シコウ」
〔国〕そうろう(サウラフ)。「あり」「をり」をへりくだって、またはていねいにいうことば。▽「さうらふ」は、「さぶらふ」「さむらふ」の音便で、鎌倉時代以後の男性の会話や手紙で用いられるようになった。「義経にて候」「候文」
《解字》
会意兼形声。侯の右側は、たれた的マトと、その的に向かう矢との会意文字で、的をねらいうかがうの意を含む。侯は、弓矢で警護する武士。転じて、爵位の名となる。候は「人+音符侯」で、うかがいのぞくの意味をあらわし、転じて、身分の高い人のきげんや動静をうかがうの意となる。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語








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