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【苦】🔗🔉

【苦】 8画 艸部 [三年] 区点=2276 16進=366C シフトJIS=8BEA 《常用音訓》ク/くる…しい/くる…しむ/くる…しめる/にが…い/にが…る 《音読み》 ク/コ〈k〉 《訓読み》 にがる/にがい(にがし)/くるしみ/くるしい(くるし)/はなはだ/くるしむ/くるしめる(くるしむ) 《意味》 {形}にがい(ニガシ)。不快な味がして口がこわばる感じである。▽甘・苦・辛・酸・鹹カンの五味の一つ。漢方薬の黄蓮オウレンや、野草の荼ト(のげし)の味はその代表。甘(あまい)に対する。「苦味」「良薬苦於口=良薬ハ口ニ苦シ」〔→家語{名・形}くるしみ。くるしい(クルシ)。不快だったり痛かったりして、つらい。また、そのつらさ。「辛苦」「同甘共苦ドウカンキョウク(甘苦をともにする)」 {副}はなはだ。程度が激しくてひどい。しつこく。しきりに。「苦寒(ひどくさむい)」「苦求(しつこく求める)」「苦留(むりにひきとめる)」 {動}くるしむ。くるしめる(クルシム)。痛みを感じたり困ったりして、つらいと思う。また、ひどいめにあわせる。「刻苦」「必先苦其心志=必ズ先ヅソノ心志ヲ苦シム」〔→孟子{形}形がいびつであるさま。ごつごつしているさま。〈類義語〉→固。「苦悪」 《解字》 会意兼形声。古は、かたい頭骨を描いた象形文字で、かたくかわいた、の意を含む。苦は「艸+音符古」で、口がこわばってつばが出ない感じがする、つまり、にがい味のする植物のこと。 《単語家族》 枯(かわいたさま)涸コ(かわいたさま)固(こわばったさま)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 3724 での単語。