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【還】🔗🔉

【還】 16画 部 [常用漢字] 区点=2052 16進=3454 シフトJIS=8AD2 《常用音訓》カン 《音読み》 カン(クン)/ゲン〈hun・hi〉/セン/ゼン/カン(クン) 《訓読み》 かえる(かへる)/かえす(かへす)/めぐらす/めぐる 《意味》 {動}かえる(カヘル)。円をえがいてもとへもどる。いったのがもとの場所へもどる。〈類義語〉→返→復→旋。「帰還」「還自鄭=鄭ヨリ還ル」〔→左伝カンス{動}ふりかえる。「還視(かえりみる)」「羽還叱之=羽還シテコレヲ叱ス」〔→漢書{動}かえす(カヘス)。もとの所・所有者へもどす。やりかえす。相手の希望にこたえる。「返還」「還願」 {副}〔俗〕また、まだ、なおの意をあらわす中世以後のことば。〈類義語〉→尚。「還有(まだある)」 カンス{動}めぐらす。わくを設けて周りをとりまく。私利を守る。「内則大夫自還而不尽忠=内ハスナハチ大夫ミヅカラ還シテ忠ヲ尽クサズ」〔→管子{動}めぐる。ぐるぐるとまわる。▽旋セン(めぐる)に当てた用法。「周還シュウセン(=周旋。ぐるぐるとまわる)」 {形}くるくるめぐるさま。身のこなしがはやい。〈同義語〉→旋。 《解字》 会意兼形声。袁エンは「〇+衣」から成り、まるくゆとりをあけた衣服。還の右側は「目+音符袁エン」から成り、目をめぐらすこと。まるくまわるの意を含む。還はそれを音符とし、(足の動作)を加えた字で、円をえがいてもどること。 《単語家族》 環カン(まるいわ)園エン(まるい庭)と同系。帰(あるべきところにもどる)と特に近い。 《類義》 →反 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 4501 での単語。