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【切】🔗🔉

【切】 4画 刀部 [二年] 区点=3258 16進=405A シフトJIS=90D8 《常用音訓》サイ/セツ/き…る/き…れる 《音読み》 セツ/セチ〈qi・qi〉/サイ/セイ〈qi〉 《訓読み》 きれる/きる/せまる/きれ/きり 《意味》 {動}きる。刃物をぴたりと当て、切れめをきれいにきる。「抜剣切而啗之=剣ヲ抜キ切リテコレヲ啗フ」〔→史記セッス{動}骨を刃物できったりこすったりして、細工する。「如切如磋、如琢如磨=切スルガ如ク磋スルガ如ク、琢スルガ如ク磨スルガ如シ」〔→詩経セツナリ{形}刃物をじかに当てるように、ぴたりとくっついて膚にこたえるさま。▽今では去声に読む。「懇切」「親切(身近についてゆきとどく)」「切問而近思=切ニ問ヒテ近ク思フ」〔→論語〕〈類義語〉→親→即セツナリ{動・形}せまる。片時も休まずせきたてる。すぐ目前にくっついているさま。▽今では去声に読む。「切迫」「秋吟切骨玉声寒=秋吟ハ骨ニ切リテ玉声寒シ」〔→白居易セツニ{副}痛切にいう、との意から、打ち消しや禁止を強めることばとなった。けっして。▽今では、去声に読む。「切不可為=切ニ為スベカラズ」 「切脈セツミャク」とは、漢方で医者が脈を見ること。 「諷切フウセツ」「譏切キセツ」とは、相手をちくりときるように攻めてけなすこと。 {名}中国に古くからある漢字音の表記法の一つ。たとえば、東の音は「徳紅の反」「徳紅の切」のように、徳で子音を示し、紅で母音を示す。この発音のあらわし方を「反切(略して切)」という。 「一切イッサイ」とは、すべての意。 〔国〕きれ。布や紙のきれ端。転じて、布のこと。きり。きれ。くぎれ。「切りが悪い」「幕切れ」 《解字》 会意兼形声。七は、|印の中ほどを―印できりとることを示す指事文字。切は「刀+音符七」で、刃物をぴったりときり口に当ててきること。→七 《類義》 断は、上から下へと、ずばりときり離すこと。絶は、途中でぷつりときること。剪センは、刀で端をそろえてきること。載サイは、きって小さくすること。→近 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物

漢字源 ページ 480 での単語。