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【鬼】🔗🔉

【鬼】 10画 鬼部 [常用漢字] 区点=2120 16進=3534 シフトJIS=8B53 《常用音訓》キ/おに 《音読み》 キ(ク〈gu〉 《訓読み》 おに 《名付け》 おに 《意味》 {名}おに。死人のおばけ。おぼろげな形をしてこの世にあらわれる亡霊。▽中国では、魂がからだを離れてさまようと考え、三国・六朝以降には泰山の地下に鬼の世界(冥界メイカイ)があると信じられた。「幽鬼」「未能事人、焉能事鬼=イマダ人ニ事フルアタハズ、イヅクンゾヨク鬼ニ事ヘン」〔→論語{名}〔仏〕おに。(イ)地獄で死者を扱う者や死人たち。(ロ)人力以上の力をもち、人間を害するもの。 {名}飢餓に苦しむ亡者。 {名}いやな人。ずばぬけているが、いやらしい人。「債鬼(借金とり)」 {形・名}あの世の。死後の世界の。転じて、人の住まない異様な所。「鬼籍」「鬼録」 {形}人間わざとは思えない。並はずれてすぐれた。「鬼工」「鬼才」 {名}二十八宿の一つ。規準星は、今のかに座に含まれる。たまほめ。 〔国〕おに。その道に一生をかけた人。「芸道の鬼」おに。おにのようにむごい。「鬼婆オニババ」「鬼夫婦」おに。おにのように強い。「鬼将軍」おに。並はずれて大きい。ふつうとは違ったおかしな。「鬼ゆり」 《解字》 象形。大きなまるい頭をして足もとの定かでない亡霊を描いたもの。「爾雅」に「鬼とは帰なり」とあるが、とらない。 《単語家族》 魁カイ(大きいまるい頭)塊カイ(まるいかたまり)回カイ(まるい)などと同系。 《類義》 魂コンは、まるくもやもやした火の玉のことで、鬼の語尾がnに転じたことば。神は、天地や自然のかみ。霊レイは、冷たくすみきった無形のたましい。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

漢字源 ページ 5068 での単語。