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【複】 14画 衣部 [五年] 区点=4203 16進=4A23 シフトJIS=95A1 《常用音訓》フク 《音読み》 フク〈f〉 《訓読み》 かさなる/かさねる(かさぬ) 《意味》 {名}単衣(ひとえ)に対して、表だけでなく、裏がかさなって二重になったもの。あわせ。〈類義語〉→袷コウ。「複衣」 {動・形}かさなる。かさねる(カサヌ)。単に対して、物の上にさらに物が載る。物の上にさらに物を載せて積む。また、かさなっているさま。いくえにもなっているさま。「複沓フクトウ(かさなる)」「複雑」「重複」 {形}単に対して、二つ以上の。また、数が多い。「複数」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音フク)は「はらのふくれたつぼ+夂(足)」で、中に物を入れて外からつつむ、かぶせるの意を含む。つつめば二重になる。往復して二重になることを示すため、夂(足)を加えた。複はそれを音符とし、衣を加えた字で、二重につつむ衣、つまりあわせのこと。 《単語家族》 復(同じ所を行き来する)と同系。また、反覆の覆(くり返す)とも近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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