【大冊】 タイサツ 大きな書冊。分厚い書物のこと。

【大札】 タイサツ 他人の手紙に対する敬称。激しい流行病。大疫タイエキ。▽「札」は、流行病で死ぬこと。〔→周礼〕

【大司空】 ダイシクウ 官名。（イ）周代、土地や民事のことをつかさどる官の長。（ロ）漢代、御史大夫ギョシタイフのこと。三公の一つ。

【大司徒】 ダイシト 官名。（イ）周代、教育のことをつかさどる官の長。（ロ）漢代、丞相ジョウショウのこと。三公の一つ。

【大司馬】 ダイシバ 官名。（イ）周代、軍事をつかさどる官の長。（ロ）漢代、太尉タイイのこと。三公の一つ。

【大司寇】 ダイシコウ 官名。周代、刑罰・警察をつかさどる官の長。

【大司農】 ダイシノウ 官名。漢代、農政・造幣をつかさどる官の長。

【大半】 タイハン ＝太半。ほとんど。大部分。「所経多旧館、大半主人非＝経ルトコロ旧館多キモ、大半主人ハ非ナリ」〔→白居易〕

【大布】 タイフ あらぬの。「御冬足大布＝冬ヲ御グニ大布足ル」〔→陶潜〕新の王莽オウモウのときの貨幣の一種。

【大弁如訥】 タイベンハトツナルガゴトシ〈故事〉ほんとうに弁舌にすぐれた人は、かえって弁舌がへたなように見える。〔→老子〕

【大母】 タイボ ＝太母。父の母。祖母。〈対語〉大父。＝太母。天子の母。〈対語〉大父。地。〈対語〉大父。

【大本】 タイホン 物事の大もと。根本。「中也者天下之大本也＝中ナル者ハ天下ノ大本ナリ」〔→中庸〕

【大用】 タイヨウ 重要な役を果たさせるために使う。大きな使いみち。重要なところに使う使い方のこと。ダイヨウ〔国〕大便。

【大礼】 タイレイ 朝廷における重大な儀式。人生においての重要な儀式。冠・婚・喪・祭などの儀式のこと。重大な礼節。「大礼不辞小譲＝大礼ハ小譲ヲ辞セズ」〔→史記〕