【小半】 ショウハン 大半（ほぼ三分の二）に対して、三分の一。〈同義語〉少半。

【小弁害義】 ショウベンギヲガイス〈故事〉つまらない弁舌・議論は筋道をこわす。〔→家語〕

【小用】 ショウヨウ ちょっとした、つまらない用事。〔国〕小便のこと。▽こヨウとも読む。

【小字】 ショウジ 小さい文字。小さいときの名。幼名。「円円小字嬌羅綺＝円円ハ小字羅綺嬌タリ」〔→呉偉業〕コアザ〔国〕町村内の区分の字アザをさらに小さくわけた小区域。

【小戎】 ショウジュウ 馬に引かせる小さい兵車。

【小尽】 ショウジン 陰暦で、一か月が小の月（二十九日）で終わること。

【小成】 ショウセイ ちょっとした成功。また、こぢんまりと小さく完成すること。学業などが少し進歩すること。〔→礼記〕

【小伝】 ショウデン ある人物について簡単に書いた伝記。略伝。

【小年】 ショウネン 一年ほどの月日。短い寿命。〈対語〉大年。「小知不及大知、小年不及大年＝小知ハ大知ニ及バズ、小年ハ大年ニ及バズ」〔→荘子〕年が若いこと。少年。陰暦十二月二十三日のこと。この日にかまどの神をまつる。

【小吏】 ショウリ 下級の官吏。〈同義語〉少吏。

【小妓】 ショウギ 年の若い芸者。おしゃく。

【小君】 ショウクン 諸侯・大名の家来が主君の夫人を呼ぶことば。〈同義語〉少君。一般に、妻のこと。

【小決】 ショウケツ 水があふれそうなとき、堤防を少し切り開く。「不如小決使道＝小決シテ道カシメンニハシカズ」〔→左伝〕

【小言】 ショウゲン 口先だけで巧みに話す。また、そのことば。〔→荘子〕たいして重要でないことば。つまらないことば。〔→荘子〕小さな事がらを表現することば。コゴト〔国〕小さなことをぶつぶついいたてて、しかりとがめることば。

【小児】 ショウジ・ショウニ 子ども。人を軽べつしていうことば。自分の子を謙そんしていうことば。他人の子を軽べつしていうことば。唐代、召使のこと。