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【弊】🔗🔉

【弊】 15画 廾部 [常用漢字] 区点=4232 16進=4A40 シフトJIS=95BE 《常用音訓》ヘイ 《音読み》 ヘイ/ベ〈b〉 《訓読み》 やぶれる(やぶる)/つかれる(つかる) 《意味》 {動・形}やぶれる(ヤブル)。ちゃんとしたものが、ぐったりとだめになる。たるんでくずれたさま。〈類義語〉→壊。「以残弊之民人、贍無貲之征賦=残弊ノ民人ヲモッテ、無貲ノ征賦ヲ贍ス」〔→欧陽脩{動}つかれる(ツカル)。ぐったりとまいる。「疲弊」 {名}つかれ。たるみ。たるんで生じた害。「弊害」「流弊」「今世学術之弊=今世ノ学術ノ弊」〔→伝習録{形}自分のことに関することばにつけて謙そんの意をあらわすことば。〈同義語〉→敝。「弊居」 《解字》 会意兼形声。八印は左右に分けることを示す。敝ヘイの左側の部分は「巾(ぬの)+八印(二つに裂く)二つ」の会意文字で、布を左右に裂いてだめにすること。敝はそれに攴印(動詞を示す記号)を加えて、やぶってだめにすることを示す。弊は「両手+音符敝」で、敝の意味をさらに明白にした字。→敝 《単語家族》 幣ヘイ(左右に広げ裂いた布)鼈ベツ(横に平らに開いた姿のすっぽん)別(わける)と同系。 《類義》 →疲→破 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【弊衣】🔗🔉

【弊衣】 ヘイイ =敝衣。いたんでやぶれた衣服。「弊衣破帽」

【弊宅】🔗🔉

【弊宅】 ヘイタク 自分の住宅を謙そんしていうことば。「弊廬交悲風、荒草没前庭=弊廬悲風ヲ交ヘ、荒草前庭ヲ没ス」〔→陶潜〕『弊屋ヘイオク・弊家ヘイカ・弊居ヘイキョ・弊廬ヘイロ』

【弊邑】🔗🔉

【弊邑】 ヘイユウ =敝邑。自分の土地を謙そんしていうことば。貧乏な村、の意。

漢字源 ページ 1486